新築を考える際、土地選びは非常に重要です。

建物はリフォームすることはできても、土地を変えることはできません。

土地には価格という問題もあり、誰もが少しでも安い土地にと考えてしまいがちです。

しかし、安いだけで決めてしまって、後悔してしまうことは避けたいものです。

そこで今回は、土地の「安い」基準や土地建物込みの費用の相場、安い土地に起こり得る問題などを通じて、安くていい土地を探すポイントをご紹介していきます。

 

新築マイホームの土地「安い」の基準は?

新築の土地の価格の基準は都道府県ごとの地価の平均値で図ることができます。

国土交通省が毎年実施している「都道府県地価調査」で閲覧することができます(参照サイト

1㎡あたりの平均価格とそのエリア内での最高値、最安値を見ることができます。

1坪あたり、約3.3㎡なので、土地の購入の際、平均値と見比べることで割高なのか、割安なのかを知ることができます。

 

ただし、場所によって土地の価格には変動があるため、

  • 利便性の高い土地では価格が上昇する
  • 地盤など条件のいい土地の価格は高めである

ことも念頭に置いておく必要があります。

 

あくまで平均価格は参考程度に収めておいた方がいいでしょう。

また、近隣環境がほぼ同条件でも業者によって土地価格が異なるケースもあるため注意して下さい。

土地建物込でどれくらいが目安になる?

新築を建てる際、土地・建物込みで建てる方は全体の3割ほどに上ると言われています。

中古住宅、マンション購入等を含めての数値になるので、予想以上に土地と建物を同時に購入している方が多いことがわかります。

地域によって差はありますが、おおよそ34坪で3500万円前後が相場と統計データから分かります(参照サイト

ただし、あくまで全体の平均値としての数値なので、坪数が多くても建築費用が抑えられ、費用が安くなるケースもありますし、土地が安くても建築費用が高く、平均値よりも多く費用が必要になるケースもあります。

 

土地・建物込みで一番費用を抑えられる業者はハウスメーカーです。

 

ハウスメーカーは基本的に土地・建物込みでの契約なので、セットで探すのであればとてもお得です。

しかし、ハウスメーカーはセミオーダー、規格住宅の形態をとることが多いため、間取りや外観の自由度は低いです。

一方、工務店や設計事務所は土地と建物を依頼する業者を分ける必要があるため、費用が抑えにくい反面、間取りや外観の自由度を上げることができます。

希望に応じて、費用が大きく異なるため、どこに重点を置くかにより大きく開くことになります。

安い土地に飛びつくな!安価な土地に多い問題とは?

「安かろう、悪かろう」ということわざがあるように、相応の条件を望むのであれば金額だけを見て土地を決めてはいけません。かといって、高ければ何でもいいかというとそうでもありません。

あくまで、「自分の理想に近い条件の土地」を「適正な価格」で探すことが必要です。

 

安いだけの土地にある問題点としては、

  • 交通の利便性が低い
  • 花粉などの飛沫問題
  • 日当たりが悪い
  • 地盤が悪い
  • 過疎地域

など様々な理由があります。

 

この中でも例えば、

  • 将来、田舎でゆっくりと生活をしたい
  • そのために、通勤時間が多少長くなってもいい

という将来を見据えている場合や、

  • 都心部から離れた場所で生活をしたい
  • 土地改良で今後、整備される可能性がある

という場合などは希望に沿っており、安く手に入れることができます。

 

また、とても大きな問題が近所トラブルです。

  • 境界線が不明確
  • 隣の敷地との距離が近い
  • 騒音
  • 道が狭い
  • 異臭(ゴミなど)

を抱えているケースもあります。

これは近隣住宅だけでなく、近くに工場等がある場合にも問題となるため、安い理由をしっかりと見極めるための周辺調査がとても大切になります。

土地選びで安さより大切な基準は?

土地選びにおいて、安さより大切にするべき基準は「暮らしやすさ」です。

 

暮らしやすさと言っても様々なものがあります。

  • 土地の広さが部屋の広さに直結する(※建ぺい率、容積率にも注意)
  • 周辺の自然環境(日当たり・花粉の飛沫・騒音など)
  • 周辺の設備環境(交通・公共機関・スーパーなど)
  • 通勤、通学までの距離や所要時間

など、快適に生活を送るために土地選びは非常に重要です。

 

土地探しで失敗しないためにも安い土地を探すのではなく、良い土地で安ければ文句なしという位置で、いい条件の土地を探すようにしましょう。

安すぎず、高すぎない条件のいい土地探しを!

土地を決定する上で、

  • 快適性
  • 費用

この2点のバランスを取ることが非常に重要です。

 

安い土地の特徴は、

  • 交通の利便性が低い
  • 花粉などの飛沫問題
  • 日当たりが悪い
  • 地盤が悪い
  • 過疎地域

など生活の快適性が損なわれる可能性があります。

 

土地の費用の相場は、都道府県、都市によって平均値が異なり、同一地域であっても条件により価格に開きがあります。

また、似た条件でも業者によって価格が異なる場合があります。

安過ぎず、高すぎず、ほどよい費用でより条件の整った土地を手に入れるためにも、しっかりと業者の比較をするようにしましょう!

 

業者比較でより条件に合った土地を探したい方はこちら