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「新築を建てるなら希望がいっぱい詰まった間取りにしたい」
そう思う方は多いのではないでしょうか。
もちろん、間取りを自分で決めることができる点が新築の一番のメリットでもあります。
しかし、「失敗しやすい部分」は盲点になりがち。
そこで今回は新築の間取りで失敗しやすい所を5つご紹介します。
目次
間取りを決める際、希望が多すぎると失敗に
土地や建物の予算に書い切りがある中で、希望を多く詰め込むとまず予算オーバーになります。
予算オーバーになると希望の間取りを削ることを考えて折り合いをつけていきます。
しかし、希望の間取りをなんとか手に入れても、
- 生活しにくい
- 快適性がひくい
- 使い勝手が悪い
といった問題が生じます。
特に、
- 収納
- 配線(スイッチ・コンセント)
- 広さ
- 明るさ、視線
- 音
は多くの人が「失敗した」と感じる箇所でもあります。
大枠の間取りを決めたら、まずはこれらをしっかりと確定させることが大切です。
では、どのようなケースで失敗したと感じるのか、1つ1つ詳しく見ていきます。
収納の失敗するのはこんなケース
収納のスペースを十分に確保しないと、
- 荷物が部屋や廊下に出しっぱなし
- 部屋に荷物が多く、狭く感じる
- 物が溢れているため、きれいに感じない
など、居住スペースに物を置かなければならなくなるため、実際の間取りよりも狭く感じてしまう原因となります。
このような自体を防ぐためには、収納スペースをしっかりと確保しなければなりません。
しかし、収納スペースを広く取りすぎると、今度は居住スペースが狭くなってしまいます。
そこで、どのくらいの収納スペースが必要なのかを必ず計算するようにしましょう。
そのためにできることは、
- 今、住んでいる家での荷物の量を把握する(現状で足りている場合は同等か少し広いくらい)
- 現状で足りていない場合は少し大きめに設定をする
ことが一番です。
そして、荷物が多すぎるようであれば、引っ越し前に整理をするようにしましょう。整理の際には、
- 捨てる
- リサイクルショップ
- 知人に譲る
- メルカリなどで売る
といった方法をとることができます。
月、年単位で使用していないのであれば、使わずに眠ってしまう可能性が高いため、新築を機に処分をするようにしましょう。
また、収納スペースに何をどう収納するかも合わせて考えるようにしましょう。
この計画がなく、ざっと計算するだけだと、狭すぎたり、広すぎたりしてしまうため、種類や大きさごとにどうしまうかを確定させておきましょう。
さらに、収納スペースの場所にも注意が必要です。
例えば、廊下に面した部分に収納スペースを確保する場合、扉の形状にも注意が必要です。
開き戸(ドアタイプのもの)や折れ戸(クローゼットのようなもの)にしてしまうと、廊下部分に突き出てしまうため、
- 大きな荷物が入らない
- 無理やり取り出そうとして傷がついたり故障したり
- 出し入れが窮屈
などといった問題が生じます。
「使いみちがないスペースに収納を」と思っていても、バランスが悪いと使い勝手が悪くなってしまうのです。
また、オープン収納(ドアなしの収納)の場合は、場所も考えなければお客さんに見えてしまう可能性もあります。
その場合はカーテン等で見えなくする工夫をしましょう。
さらに、使い勝手を良くするのであれば、配線にも注意しましょう。
収納スペースは暗い部分に持ってきがちになるため、灯りの当たらないところに設置してしまうと捜し物にも一苦労してしまいます。
照明の位置もしっかりとこだわって、収納スペースを確保するようにしましょう。
配線は考えて決めないと使い勝手の悪い家に
配線計画もきちんと立てておかないと、タコ足配線、コードだらけの生活スペースとなってしまい非常に生活が不便になってしまいます。
ポイントとしては、
- 容量が足りているか
- 家具の裏に隠れないか
- カーテンに掛からないように注意する
が挙げられます。
キッチンやリビングなど、電化製品を多く使用する場所には複数のコンセントを設けるようにしましょう。
さらに、家具を置く位置にも注意が必要です。
- 冷蔵庫の裏にコンセントが隠れてしまい、つけ外しが手間
- コーナーにコンセントがなく、空気清浄機や扇風機がつけにくい
- 電化製品の数が多く、もう1つコンセントがほしかった
など、
- つけ外しがしにくいところにコンセントがある
- 電気がほしいところにコンセントがない
となってしまっては、非常に使い勝手が悪い間取りとなってしまいます。
また、コンセントの高さにも注意が必要です。
- 掃除機のつけ外しが手間
- 低くしすぎていちいちしゃがまなくてはいけない
となると、つけ外しの度にストレスを感じてしまいます。
このような点も踏まえて、コンセントの位置は決定するようにしましょう。
また、コンセントの位置として非常にいいものとしては、
- 収納内に設置(明るさの確保ができる)
- 腰の位置に設置(掃除機、電化製品使用の際につけ外しが楽)
- ベッド、布団の付近に設置(充電や間接照明)
- リビングは多めに設置(家族が同時に使用できるため、家族の滞在時間が長くなりコミュニケートが取れる)
などが挙げられます。
生活の仕方、家事や家族の共有スペースを意識して配線計画を立てると使い勝手のいいマイホームへと繋がるでしょう。
広さはスペースだけではない。狭く見えてしまう理由
広々としたリビングや寝室を希望し、間取りを大きめに設定する方もいらっしゃいますが、
大切なのは、間取りの広さではなく、
- 物が溢れていない
- 見た目がスッキリしていて開放感がある
- 家具も必要最小限でスペースがしっかりと確保してある
ことが、「部屋が広い」と感じる理由になるのです。
例えば、20畳のリビングであったとしても、
- 収納が置いてある
- 机が多い目のものが置いてある
- ソファー
- PCデスク
- 本棚
- 立て鏡
- 子供のおもちゃ
- アウターをかけるハンガー
- サイドテーブル
など、たくさんの家具があるだけで圧迫感があり、部屋が狭く感じてしまうのです。
それならば、必要最小限の家具に抑えることで、多少間取りの広さが狭くなっても広く感じる工夫をした方がいいです。
例えば、
- ソファーやテーブルは腰の低いものを使う
- PCデスクはコンパクトなものを選ぶ
- 本棚は出入り口付近にインテリアとして設置する
などの工夫を行うことで空間を上手に広く演出することができます。
また、部屋の広さを確保するために「廊下を狭くする」方もいらっしゃいますが、快適性からするとおすすめできません。
廊下は人が通る場所でもあるため、狭くすることで通勤動線や家事動線が悪くなる傾向にあります。
さらに、廊下には人が通る以外にも「部屋と部屋を区分けする」という性質もあります。
しっかりとした廊下の広さがあることで、
- 音が聞こえにくくなる(洗濯場やトイレから各部屋までの距離をある程度取ることで音が聞こえなくなる)
- インテリアを充実させておしゃれを演出できる(飾り棚や観葉植物などを設置できる)
というメリットもあります。
部屋の広さだけが、家の快適性を上げるものではありません。
広さよりもインテリアを重視して、開放感を演出していきましょう。
明るさは適切か、視線をきちんと遮れているか。あらゆる角度からチェックしよう
部屋を照らす明るさは、照明だけがもたらすわけではありません。照明をたくさんつけても、閉鎖的な空間ではきちんとした「明るさ」を感じないもの。
そのために、「窓」をつける必要があります。
窓の位置を決める際、位置やサイズにしっかりとこだわっていきましょう。ちょっとしたズレやサイズの違いで、採光は大きく変わります。
また、風通しにも直接影響をするため、快適な生活環境を整えるためには、こだわるべきところなのです。しかし、窓はつければいいというわけではありません。
それが、外からの視線です。
例えば、
- 道路に面した位置
- 隣の住宅の窓に面した位置
に大きな窓を設置してしまうと、プライバシーを守ることができません。
かといって、道路に面していない位置に設置すると防犯に問題があります。
さらに、窓は外からの光を部屋の中に取り入れるため、
- 日当たり
- 方角
も意識しておかないと、
- 夏に西日がきつく、非常に暑い
- テレビの上につけてしまい、光がまぶしかったり、テレビが見えづらかったり
- 窓はつけたが、方角を考慮しておらず、光が入らなくて非常に寒い
という問題も生じます。
つまり、窓の位置やサイズを決める際は、
- 採光
- 風通し
- プライバシー
- 防犯
- 日当たり
- 方角
これらを考慮しなければならないのです。
また、家具で窓が隠れてしまわないように配慮することも大切です。
手軽に決められるものではありますが、様々な視点からよく考えて、設置するようにしましょう。
音漏れ、騒音は大丈夫?隣の部屋や近隣とのバランス
音にまつわる問題が生じてしまうのは、大きく2パターンあります。
1つが家内部の音についてです。
- 洗濯機
- 駐車場
- 2階の廊下や部屋
- 子ども部屋
など、しっかりとスペースを確保したり、1階と2階の位置関係を計算に入れておかないと、思わぬ「音」に悩まされる結果になってしまいます。
ポイントは、
- 間取り図を平面で見ないこと
- 廊下をきちんと設置すること
- 扉をつけて遮音性を高めること
- 収納スペースを用いて遮音性を高めること
が重要です。
1階のくつろぎスペースの上に2階廊下を設置しないようにしたり、部屋と部屋を十分なスペースの廊下で区切ったりして、音の伝わりを遮断するようにしましょう。
部屋と部屋の間隔を十分に確保できないときは、部屋のクローゼットの位置を調整するなどして、少しでも伝わりにくい間取りに変更するようにしましょう。
そして、家の外部からの音についても注意が必要です。
- 近隣と近すぎて話し声や音楽等が聞こえる
- 隣の家の給水や排水の音が聞こえる
といった、近隣住宅からの音問題もあれば、
- 近くに消防署や交番等があり、夜中にうるさい
- 踏切が近くにある
- 大通りに面しており、トラックが通ったり、クラクションが鳴ったりする
など、立地条件が原因の音問題もあります。
これらの問題は、土地を決める際の周辺調査をきちんと行うことです。
立地条件が非常によくても、他から聞こえてくる音はストレスになりがちです。
せっかくのマイホームですから、静かで落ち着いた環境にしたいもの。
周辺調査をきちんと行い、未然に音問題を防ぎましょう。
そして、盲点になりがちな音問題が、「雨」です。
- 雨音がうるさくて眠れない
- 雨音が聞こえてくる
というケースもありえます。
この原因としては、
- 軒がない(軒があれば雨はそこまで当たらない)
- シャッター(シャッター付きの窓の場合、シャッターを収納する部分に雨が当たる)
- 屋根材(硬いものだと雨を弾いた音が聞こえる)
- ベランダ(ベランダの屋根や床に雨が当たる)
が考えられます。
軒はデザイン的な問題、シャッターは防災や防犯目的なので、外すことはできませんが、雨が窓に当たることを避ける配置にすることで、最小限に抑えられるでしょう。
また、寝室の位置や、寝室の窓の位置を調整することで気にならなくなる場合もあるため、周辺の状況を考慮してこだわって決めるようにしましょう。
失敗しない間取りは失敗から学ぶ!バランスのとれら理想の間取りを考えよう
間取りで失敗した!というケースは、
- 収納
- 配線(スイッチ・コンセント)
- 広さ
- 明るさ、視線
- 音
がトップ5です。
これらの失敗を防ぐためには、失敗談などを元に工夫と試行錯誤を行う必要があります。
間取りは家の快適性を決める大きな要因を持っているため、1箇所の変更が必要になれば、そこ以外にもたくさんの変更が必要になります。
希望を詰め込んで作った間取りであっても、様々な問題が生じて生活しにくい間取りになってしまったら、せっかくのマイホームが台無しです。
やはり間取りを決める際は、失敗例を取り入れつつ「プロに間取りを作ってもらうこと」が一番です。
長年の経験を1枚に詰め込んだプロの間取り図は、様々な問題に対応できる柔軟性を持っています。
とは言っても、設計士が違えば、出来上がる間取りにも違いが生まれます。
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