マイホームを建てて生活をスタート。
トラブルは様々なところに潜んでいますが、中でもご近所トラブルには困ったもの。
できることなら避けたいですし、中には執拗な嫌がらせに及ぶケースもあります。
ここでは、そんな近所トラブルで気をつけること、巻き込まれないための土地選びについてご紹介します。
目次
近所トラブルにはどんなものがあるの?
まずは起こりうる近所トラブルについて、どのようなものがあるのか?見ていきましょう。
- 迷惑駐車、幅寄せなど
- スロープが公道にはみ出す
- 洗車の水、生活排水や雨水が敷地内に入ってくる
- 境界線が不明確
- 植物の枝が伸びて敷地内に入ってくる
- 植物の枯れ葉が落ちてきて庭が汚れる
- 騒音、ゴミ出し
- ペットの下処理、臭い、アレルギー
- 嫌がらせ
- 無視や仲間はずれ
など様々な近所トラブルがあります。
事前に調査をすることで問題となる住民の存在を把握することもできるため、事前準備は必ずしておきましょう。
業者によっては調べてくれるところもあるので、一度確認してみるのが良いと思います。
しかし、事前準備をしていても、近所トラブルはいつ起こるのかわからない点も非常に恐ろしいです。
引っ越してすぐはとても愛想よく接してくれていても、ふとしたきっかけで近所トラブルに発展するケースもあります。
中には数年経過してからトラブルに発展するケースもあります。
住んでからできる近所トラブル回避法!
生活を始める前は、しっかりとした周辺調査や聞き込みで問題となる住民がいるかどうかを調べましょう。
また、新築の場合、挨拶周りもある程度しておいた方がいいです。
今では希薄になりつつありますが、やはり近隣の方に引っ越しのご挨拶はとても好感を持たれます。
年代によっては「挨拶にきて当たり前」「挨拶に来ないなんて非常識だ」と考えている場合もあるため、挨拶に行かないことが怒りのきっかけとなってしまう場合もあります。
また、住んでから出来る近所トラブルの回避法は、
- 挨拶、会話など簡単なコミュニケーションを普段から取る
- 地域行事や集まり等にはなるべく参加するようにする
- 理由があって参加できない場合は、きちんと事情を説明する
- 周囲に気を配った生活を送る(騒音、ゴミ出し、ペットなど)
が挙げられます。
同年代の方が多い地域であれば、さほど気にする必要はないかもしれませんが、やはり、老若男女どんな方が住んでいるのかはわからないので、配慮ある行動を送るようにしましょう。
新築施工中の騒音が問題でトラブルに繋がる場合も
一見、手の打ちようのないケースがこのケースです。
工事中の騒音が問題でクレームを受けたり、トラブルの発端になってしまうことがあります。
「そんなこと言われても、工事してたのは自分じゃないし…」
と思っても、それで解決するわけでもありません。
このトラブルを防ぐためには、事前の挨拶周りと工事終了後への挨拶がポイントです。
「工事の音等でご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いします。」
「ご迷惑をおかけして、すいませんでした。」
のような感じでご挨拶だけはしっかりと済ましておくと好感を持っていただけるでしょう。
できれば工事中に分からないことを聞くことも手です。
など、近隣住民だからこそ知っている情報を尋ねてみましょう。
コミュニケーションを円滑にすることができますし、何より、入居前からコミュニケーションを取れればいい印象を与えられるはずです。
このような気遣いも、新築を建てる際には周囲に向けて意識するようにしましょう。
トラブル解決に時間、労力、費用がかさむ場合も
近所トラブルが解決しない場合、様々な面で費用が必要になる場合があります。
例えば、
- 防犯カメラの設置
- 裁判(弁護士を雇う)
- 物が壊れたときの修理や買い替え
- 事実確認のための調査
などかなりの時間と労力、資金が必要になります。
警察に相談をしても、基本的に被害が明らかでなければ動くことができません。
防犯カメラで事実を録画したり、騒音問題であれば録音をしたりと普段の生活にプラスαでやるべきことが増えてしまいます。
これが原因でストレスと感じてうつ病になってしまったり、体調を崩してしまうケースもあります。
そして怖いのが、例え裁判になったとしてもその後も生活のことも考えなければなりません。
新築の場合、近所トラブルで引っ越しとなるとさらに費用がかさんでしまいますし、マイホームをもう1件と考える余裕はおそらくなくなってしまうでしょう。
そうなる前に、きちんと事前調査をすることと、近隣住民との良好な関係を作る努力が必要になります。手間だと思わず、快適な暮らしのために頑張りましょう。
近所トラブルは事前調査とコミュニケーションで回避しよう!
新築の近所トラブルを回避するためには、
- 事前調査
- 工事開始~終了時の挨拶、コミュニケーション
- 住み始めてからのコミュニケーション
が必要です。
大きなきっかけというより、挨拶をしない、気遣いをしないという些細なことがきっかけてトラブルに発展するケースが多いです。
いざ、トラブルが発生すると、時間・労力・資金を浪費してしまいますし、裁判になり勝訴したとしてもその後の生活のこともあります。
近所トラブルを未然に防ぐための行動を普段から取るようにしましょう。
そして何より、土地を購入する前に事前調査でトラブルを回避することです!
業者によっては事前に周辺を回って「近所トラブルなどの様子を調査」してくれるところもあるので、そのような業者を見つけるためにも複数社を比較しましょう!