キッチンをオシャレにしたい方必見!人工大理石のキッチン!

キッチンは主婦の戦場でもあります。

使い勝手がよく、家事の手間にならないキッチンが理想的ですが、デザイン性の高さもとても重要になります。

美しいキッチンであれば、料理を作ることも楽しくなりますよね。

そこで今回は、人工大理石をワークトップ(天板)に使用したキッチンについて特徴や、メリット、デメリットについて詳しくお伝えします。

おしゃれなキッチンにしたいと思っている方はぜひ、参考にしてください。

 

人工大理石について

人工大理石とは、アクリル系樹脂やポリエステル樹脂を使用して作られた大理石のことです。

 

人工素材を使用しているので、

  • 加工がしやすい
  • バリエーションが豊富
  • 様々な部分に取り入れやすい

という特徴があります。

 

よく耳にする言葉で、「人造大理石」がありますが、こちらは天然の大理石を砕いてセメントなどで固めたものです。

そのため、人工大理石と比べて耐久性が低い特徴があります。

このようなことから、キッチンのワークトップのほとんどは人工大理石が使用されています。

また、ステンレスキッチンと比べて非常にデザイン性が高いので、キッチンにこだわる方にとても人気のあるアイテムの1つです。

毎日使う場所だからこそ、独自性を出しつつ、おしゃれできれいな空間にしたいというニーズが高まってきていることもあり、様々な部分で取り入れが可能なアイテムとして、今、非常に注目されています。

人工大理石のメリット

人工大理石をワークトップに使用するメリットは大きく3つあります。

いつも使う場所だからこそ、こだわりの場所にしたいという方もいらっしゃると思います。

人工大理石はステンレスと比べても非常に人気の高い素材です。

それでは1つずつ詳しくご紹介していきます。

1.豊富なデザインがあり、おしゃれ

人工大理石はステンレスと比べても非常におしゃれです。

なおかつ豊富なデザインが準備されており、マーブル調、石目調を始めとして高級感を演出するにはピッタリの素材です。

様々なカラーや絵柄、厚さの人工大理石が造られているため、好みに応じて選べる点も非常に魅力的な部分です。

また、温かみを演出することもできるため、ステンレスに無機質さを感じている方に非常におススメです。

さらにそのデザイン性の高さで、対面式やアイランド式など、様々な形のキッチンにも対応させやすい特徴があります。

2.人造大理石よりも安い

厚さによって異なりますが、人工大理石は人造大理石と比べて数万円も安く取り付けることができます。

モノによっては数十万円もの違いになるので、非常に大きいですよね。

さらに、人造大理石は耐久性に弱く、メンテナンスが大変という特徴があります。

熱に強い特徴がありますが、酸性やアルカリ性の洗剤に弱いので、お手入れが非常に大変なのです。

維持費という面から見ても、コストパフォーマンスは人工大理石の方がいいと言えます。

3.取り扱い業者が多い

アクリル系樹脂を主原料としていることもあり、メーカー側の開発が活発に行われています。

そのため、取り扱っている業者が多く、種類も豊富で価格も大きな差が開いている特徴があります。

好みに応じて選べるアイテムが多いので、自分だけの空間づくりをしたい方にとってはぴったりです。

人工大理石のデメリット、注意点

おしゃれで高級感を演出できる人工大理石のワークトップですが、知っておくべきデメリットや注意点があります。

取りつけ当初はキレイでオシャレでも、メンテナンスの方法を間違えるとあっという間に劣化してしまいます。

そのため、このデメリットをしっかりと把握し、思わぬ失敗をしないように注意してください。

1.熱や汚れに弱く変色しやすい

人工大理石は熱と汚れに非常に弱いです。

熱いフライパンや鍋などを直接置いただけで簡単に変色してしまいます。ひどい場合は割れる恐れもあるため、注意が必要です。

一般的に二重構造が取られる場合が多いので、熱を与えてしまうと一層目が剥がれ落ちてしまうこともあります。

耐熱温度は200℃とは言われていますが、ポリエステル系樹脂の場合はもっと低くなるので、事前に使用している素材を確認することも必要です。

なので、シンクやワークトップにフライパンや鍋を置く時は十分に冷ましてからおかなければなりません。

また、汚れに対しても細心の注意を払う必要があります。

ソースや塩、醤油などの調味料が垂れてしまった場合、放置をするとすぐに変色してしまう恐れがあります。

なので、キッチン全体を見渡して、常にきれいで清潔な状態が保たれているかを確認することが必要です。

このように、取り扱い時に注意しなければならないことが多いので、その時間を手間に感じたり、ゆっくり家事をしている余裕がないという方にはあまりおすすめできないです。

2.耐久性はステンレスより低い

ステンレスは凹んで衝撃を吸収してくれる柔軟性がありますが、人工大理石はそうではありません。

重たいものや軽いものでも落とすと簡単にひび割れしてしまいます。

また、ステンレスも同様ですが、細かい傷が残りやすいという特徴もあります。

特に長年使い続けていると気づかないうちに様々なところに傷がついてしまいます。

どちらも溝のようになってしまいますが、ステンレスの場合はサッと拭くだけで汚れを落とすことができます。

しかし、人工大理石の場合は少しでも汚れが残っていると変色や黄ばみの原因となってしまいます。

後述しますが、使用する洗剤も限られているので、傷をつけないように注意を払うことが必要になります。

また、採光がいい場所に設置をすると紫外線の影響で黄ばみや割れが生じてしまうおそれがあります。

予め紫外線吸収剤が入っているものの、完全にブロックできるわけではないので、採光にも気を遣う必要があります。

3.もらい錆がつきやすい

ガスやIHを使用して調理をする際、フライパンや鍋、調理器具に焦げや汚れが付着します。

その状態でキッチンに置いておくと、ステンレスも人工大理石ももらい錆を起こしてしまうことがあります。

ステンレスの場合は研磨剤を使用してきれいにすることはできますが、人工代理石には使用できないので、汚れの付着がしないように注意を払うようにしましょう。

4.手入れがすごく大変

人工大理石最大のポイントはココです。ステンレスのキッチンと比べて、毎日のお手入れが必要になります。

汚れや焦げなどで黄ばみや変色、もらい錆の原因になりますし、重たいものを落とすと簡単に割れてしまいます。

おしゃれで魅力的なアイテムですが、取り扱いが非常に難しいのです。

さらに、お手入れの仕方も特殊で、中性洗剤を柔らかいスポンジに数滴たらし、優しくこすり洗いをした後で水気を取らなければなりません。

たわしでゴシゴシこすってしまうと傷がつき、黄ばみや汚れの原因にも繋がります。

そのため、常に清潔に、美しい状態を保つ必要があるため、夫婦共働きのご家庭では旦那さんも家事に協力しなければ、奥さんが疲れてしまうことにもなりかねません。

また、クレンザーや研磨剤を使用すると変色してしまうおそれがあります。

特に暗めの色や濃い色だと目立ってしまうのでこすり過ぎには注意が必要です。

黄ばみが目立つ場合は、メラニンスポンジを使用するとともに、重曹やオキシクリーンを使うなど、メンテナンスにも細心の注意を払う必要があります。

このように人工大理石のキッチンは取り扱いが非常に難しいため、忙しい方や家事に手間を取られる方には向いていません。

こまめなお手入れやメンテナンスができるという方には愛着も沸きやすく、ぴったりであると言えます。

シンクをステンレスにすると使い勝手が良くなる

人工大理石は取り扱いが非常に難しいです。

ここまで人工大理石のデメリットを聞いて「私にはムリ」「できる自信がない」と感じてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、諦める必要はありません!

シンクをステンレスにして、人工大理石はワークトップにすると非常に使い勝手が良くなります。

調理してすぐのものをワークトップに置く場合は注意が必要ですが、洗い物などはすべてシンクに置けば注意をする必要もなくなります。

また、お手入れで気にする部分もワークトップだけになるので、非常に効率がよくなります。

現在、このようにシンクをステンレスにして、ワークトップだけ人工大理石という組み合わせでキッチンを取り扱っている業者も増えています。

また、業者が対応できないという場合でも施主支給という形で間取りに取り入れることができます。

ステンレスはデザイン性では劣りますが、機能性は非常に高く、使い勝手がいい素材です。

また、業者によって対応ができる、できないと分かれる部分があるため、このような施工をしたいと思っている方は、事前に業者に確認をし、対応の有無をチェックしておくことが必要になります。

このようにステンレスと人工大理石をバランスよく取り入れることで、家事の負担を減らすことにも繋がるので、人工大理石に魅力を感じた方はぜひ、検討してみてください。

魅力的な人工大理石で自分だけのキッチンを創り上げよう

キッチンはリビングと並び、使用頻度が非常に高い間取りでもあります。

どこの家にでもあるキッチンだからこそ、自分だけのこだわりを取り込んだ空間にしたいものですよね。

きれいでおしゃれなキッチンであれば、料理をすることが楽しくなりますし、リビングからの景色も大きく変えることができます。

そんなおしゃれ空間を実現する人工大理石。

 

メリット

  1. 豊富なデザインがあり、おしゃれ
  2. 人造大理石よりも安い
  3. 取り扱い業者が多い

 

デメリット

  1. 耐久性はステンレスより低い
  2. 熱に弱く変色しやすい
  3. もらい錆がつきやすい
  4. 手入れがすごく大変

 

取り扱いが非常に難しいアイテムなので、慎重に決めるようにしましょう。

また、手間や時間がかかるからと諦める必要はなく、シンクだけをステンレスにするという方法もあります。

業者によって対応ができるところとできないところがあるので、事前確認は必要ですが、1つの選択肢として覚えておいてください。

また、施主支給も行えるので、キッチンに人工大理石を使用したいという方は担当者に確認するようにしましょう。

魅力的な空間は、毎日の生活を豊かにします。

使用頻度の高い場所であればなおさらです。

人工大理石のワークトップをキッチンに取り入れて、きれいでおしゃれなあなただけの空間を創り上げてみませんか?