新築の土地探しは非常に難しいです。
各地域に様々な土地があり、希望の条件にフィットした土地を見つけることは自力ではとても困難です。そんなとき、頼りになるのが業者です。
不動産業者やハウスメーカーなど、土地に詳しい業者を上手に選べば好条件の土地が見つかります。
しかし、業者によって未公開物件など持っている土地情報や価格に違いがあります。
そこで、ここでは土地の見つけ方や探し方、選び方についても詳しくご紹介します!
目次
土地情報はどの業者でもほとんど変わらない?
「いい土地」とは?と聞かれた場合、アナタはどのような条件を想像するでしょうか?
- 周りが静か
- 交通アクセスがいい
- 道路、外灯、インフラ整備が整っている(治安が良い)
- 学校やスーパーが近くにある
- 公園が近い
これらの条件を満たす土地はそれだけで「いい土地」です。
そしていい土地だからこそ、とても人気の高い土地でもあります。
こういった土地は購入されやすい傾向にあるため、情報提供されやすい土地であるともいえます。
実は、土地情報が共有されている「レインズ」というシステムがあります。
レインズは不動産業者であれば、誰でも見ることができ、全国の不動産業者が加入しています。
- 土地の売り主から「土地を売りたい」と業者に依頼
- 業者はその土地情報をレインズに登録
- 土地を探している人は、業者に依頼し、業者はその条件に合う土地を検索
つまり、
- 加入している不動産業者であればレインズを通じて条件に合う土地を探すことができる
- このシステムに登録されている土地は、どの業者に問い合わせをしても検索できる
ということになります。
いくら複数の業者比較をしたとしても、情報の出所が同じであれば意味がありません。
そこで、業者ごとの差がポイントになります。
土地選びで業者ごとに生まれる「差」とは?
土地の情報が同じであっても、業者ごとに様々な差は存在します。
その差を上手に見極めることで、より待遇のいい業者、いい業者を選定していきましょう。
また、担当者の性格にも左右される。
強気であれば高めに、慎重なタイプであれば低めに見積もられる。
値引き額が大きいからいい業者とも言えない
その他のオプションサービスで判断が必要
申込形態によりプラスの品物がもらえるなどのサービス
その業者でしか取り扱っていない土地
※詳しくは後述で説明します。
など、一言で「業者」と言っても多くの差が生まれます。
担当者との相性も必要ですが、いい業者、いい担当者と巡り合えることが理想の土地探しにも必要です。
未公開物件(非公開物件)が存在する理由とは?
非公開だから過去にトラブルがあった、事件があったなどというわけではありません。
様々な理由により、業者が情報提供をストップしている土地があるのです。
理由としては、
- オーナーの事情
- 住民、他業者とのトラブル回避
- 情報提供しなくとも自社で売れる、もしくは紹介したい相手がいる
- 募集が開始されていない
- 人気の土地
- 退去直後で公開準備ができていない(写真や周辺調査など)
が挙げられます。
インターネット上に掲載されているものや、レインズから得た情報以外に同時に保有している土地があるのです。
その中で理想の土地がヒットする可能性もあるため、ネットで検索するだけでなく、直接、担当者と会って要望を伝えることで、思わぬ好条件の土地が見つかる可能性があります。
未公開物件(非公開物件)を利用して好条件な土地を手に入れよう
未公開物件情報の量は業者によって異なります。
ポイントは、
-
地域密着型の業者に依頼する
- 担当者との信頼関係の構築
の2つです。
未公開の土地情報の質と量、規模の大きさでは決まりません。
全国チェーンの業者より、地域密着型の業者の方が未公開の土地情報を持っている可能性もあります。
売り主が直接依頼に来るほどの関係性を築けるのは、地域密着型の業者の強みの1つでもあります。
また、担当者との信頼関係が出来ていない場合、未公開の土地を教えてもらえない可能性もあります。
依頼をかける際は、
- 複数業者に依頼
- 紹介してもらったあとにさらに希望を伝えてみる
- その中で好感が持てる担当者のみ、実際に会って打ち合わせをする
というステップを踏むことでより確実性が増します。
ただし、未公開物件=良い物件とは言い切れないことも理解しておく必要があります。
いい物件=自分の理想の物件ということで、その理想と出会える可能性を広げるための非公開物件という位置に考えるようにしましょう。
土地探しを業者に依頼する前にするべきこと
土地探しを業者に依頼する前に、きちんと準備しておく必要があります。
- 大枠の間取り
- 土地に希望する情報
- 予算
これら3つは決めておくようにしましょう。具体的ではなく、おおよそでも構いません。
むしろ、具体的に決まってから動いていては間取りは決まっても土地が見つからないという場合もあります。土地も間取りも同時進行が基本です。
業者が土地を探している間にも間取りや予算を細かく考えることはできるので、要望をきちんと伝えて土地探しを依頼するようにしましょう。
業者が初めに紹介してくれる土地は、希望とニアなものが多いですが、即決するのは本当に気に入ったもの以外は避けましょう。
聞くほどにさらにいい条件の土地が出てくる可能性があるので、粘るようにしましょう。
そのとき、他社の土地情報があれば交渉にも有利になるため、複数業者から多くの情報を集めるようにしましょう。
新築物件の土地探しは業者選びから!信頼できる業者を選ぼう!
いい土地はいい業者から。
親身になって話を聞いてくれる、一生懸命調べてくれるなど業者によって対応は大きく異なります。
- その「差」をきちんと見極めること
- 担当者との信頼関係を構築すること
- 粘り強く要望すること
- 複数業者の比較をすること
これらを続けることで理想の土地に一歩ずつ近づいていきます。
せっかくの新築マイホーム。
建物だけでなく、土地にもこだわって理想を形にしましょう。