新築マイホームの間取り決めの際、非常に重きを置かれる風水。
専門的には家相と呼ばれ、そのスタートは奈良時代にも遡ります。
天災というとてつもない力から家族を守る大切な役割を持つ家だからこそ、「運」という目には見えない大きな力を取り入れることが新築の間取りには必要です。
そのような経緯があり、ほとんどの家で取り入れられる風水(家相)についてご紹介していきます。
風水(家相)を取り入れる上で最低限知っておくべき言葉から見ていきましょう。
目次
風水(家相)のポイント「鬼門」と「裏鬼門」
鬼門は北東、裏鬼門は南西と言われています。
この2つは最も凶の方角とされており、ここを避けることから風水を考えていく必要があります。
この方角にトイレ、キッチン、玄関を設けてはいけないとされています。
風水(家相)のポイント「正中線」と「四隅線」
正中線とは家の中心から南北に引いた線のことです。
四隅線とは家の中心から東西に引いた線のことです。
この方角にトイレ、キッチンのシンクやコンロ、浴槽の排水口、ドアや掃出し窓などを配置してはならないとされています。
風水(家相)のポイント「八殺黄泉」
八殺黄泉は屋向によって決まります。
金運に関わる風水で、この方角に水場があると、金運が流れるとされています。
- お金が入ってこない
- 仕事を失う
- お金が一方的に出ていく
といった状態になるとされています。
吹き抜けはNG?風水で考えてみる
吹き抜けは基本的にNGです。
それは、吹き抜けは風水(家相)では「欠け」に該当するからです。
「欠け」とは、凶事を招く(よくないことを招く)とされており、家の1辺の長さの3分の2以内の凹みのことを表します。
階段も風水では欠けに該当するため、注意が必要です。
逆に1辺の長さの3分の1以内の飛び出した部分のことを「張り」といい、
いい方向に張りのある間取りは吉を呼ぶとされています。
風水を各部屋に取り入れるには?
上記以外にも非常に細かい性質を持つ風水。
この風水を取り入れる場所は、
- 玄関
- リビング
- 寝室
- 浴室・洗面所・トイレ
- キッチン
- 階段
- 子供部屋
などが一般的で、基本的に家全体に取り入れなければ意味がありません。
間取りを決めてから風水を見ることが一般的ですが、1箇所変えなければならない場所が出ると、かなりたくさんの場所に変更が必要になります。
予め、ある程度の方角を考慮してから間取り作成を行ったほうが手間が省けるでしょう。
玄関は風水(家相)で最も大事な場所!
風水(家相)は少なくとも玄関に取り入れるようにするべきだと言われています。
それは、「いい運気は玄関から入る」「悪い運気は玄関から入る」からです。
鬼門や裏鬼門の方角に玄関を配置した間取りは風水(家相)では最も悪い間取りであるとされています。凶の方角に玄関を配置すると、凶の運気を招いてしまうからです。
風水(家相)をあまり信じていない方でも、ここだけはこだわるようにしましょう。
見落としがち!こんなところにも風水がある!
一般的な風水についてご紹介してきましたが、他にも風水はあります。
- 門
- 塀
- 窓
- ベランダ
- 水回り
- 庭
- 車庫
これらの向き、方角、大きさも風水では非常に重要になるため、専門家のアドバイスを受けるようにしましょう。
間取りに風水を取り入れて幸せなマイホームでの暮らしを
古くから間取りに取り入れられてきた風水(家相)。
様々な邪から大切な家族を守ってくれるものとして、私達と生活を共にしてきました。
正中線、四隅線にはトイレ、キッチンのシンクやコンロ、浴槽の排水口、ドアや掃出し窓などを配置してはならない
八殺黄泉は屋向によって決まり、金運が流れてしまう
1箇所変更が必要になると他にも多くの変更が必要になる
様々なところにも風水があるため、失敗しないためには専門家のアドバイスを受ける
風水を考えるためには、間取りだけでなく土地も重要になってくるため、
土地が決めることが優先になります。